明日から安心!空家の解体費用を抑えるコツと基本の準備
2026.07.05
実家や保持する不動産などの空家を解体する場合、どれくらい解体費用がかかるのか、どうすれば費用を抑えることができるのか、気になりますよね。
空家を解体せずに放置してしまうと、固定資産税の負担が増えるだけでなく、建物が老朽化して倒壊したり、不審者が侵入して治安が悪化したりなどの危険性が出てきます。「でも空家を解体するのは、相当お金がかかりそう…」と尻込みしてしまい、なかなか空家の解体に踏み出せないという人も多いですよね。しかし、正しい知識を持ち、前もって準備を行っておけば、解体工事の費用を抑えることができるのです!
そこで今回は、空家の解体費用を抑えるためのコツや、解体をするための基本の準備についてお伝えします。
空家の解体費用を抑えるコツを4つ紹介
空家の解体費用を抑えるためには、業者に頼む前段階の準備が重要です。自分で出来ることまで業者任せにしてしまうと、費用がかさんでしまう恐れがあるので注意しましょう。
そこで、空家の解体費用を抑えるためのコツを4つ紹介していきます。
建物内の残置物(ゴミや家具)を自分で処分する
まず、建物内にあるゴミや家具などの残置物は、自分たちで処分しましょう。
解体業者に家具や家電などの処分をお願いした場合、それらは「産業廃棄物」として扱われるため、高額な処分費用を請求される可能性があります。自分たちで処分するのが、コスト削減への近道と言えます。
一般ごみとして自治体に処分してもらうほか、状態の良い家具や価値がありそうな物はリサイクルショップに売却するというのもおすすめです。処分できる上に、売ってお金が手に入るのですから、一石二鳥ですよね!
自分で処分するのが難しい残置物は、不用品回収の専門業者に頼むという方法もあります。一度見積もりをお願いし、金額を確認して依頼するかを考えてみましょう。
自治体の補助金・助成金を活用する
自治体が空家問題解消のため、独自の補助金・助成金制度を設けている場合があります。自分の住んでいる地域の自治体に制度があるかを確認してみましょう。
複数の業者から見積もりを取る
解体業者に頼む場合、「家の近くにあるから」などの安易な理由で決めるのはNGです。複数の業者から見積もりを取り、比較して決めるようにしましょう。
ひとくちに解体工事といっても、料金は業者によって大きく差があります。単に合計金額だけで選ぶのではなく、足場代や養生費といった細かい費用がしっかり計算されているかをチェックしましょう。
また、ハウスメーカーや大手の不動産会社に仲介を頼むと、紹介料が上乗せされてしまいます。費用を抑えたいのであれば、地元の解体専門業者に直接発注するのが、コストを抑える方法と言えます。
ただし、価格の安さだけで業者を選ぶのは避けましょう。工事の丁寧さや安全対策が不十分な業者に依頼してしまうと、必要以上の騒音や振動が発生し、近隣とのトラブルに発展してしまうことがあります。見積もり金額だけでなく、口コミや実績、対応の丁寧さも確認し、価格以上に「信頼して任せられるか」を重視して選ぶことが大切です。
繁忙期(1月〜3月)を避けて発注する
公共工事の締めくくりや、新年度に向けた建て替えが増える1月〜3月は、解体業界の繁忙期となるので、この時期は避けるのがおすすめです。
この時期は人手不足や重機の手配が難しく、費用が高めになってしまいます。4月から6月、また秋口などは比較的スケジュールに余裕が出るため、価格交渉がしやすい傾向にあります。少しでも空家解体の費用を抑えたいのであれば、時期も意識するようにしましょう。
トラブルを防ぐ!空家の解体前後に必要な基本の準備
空家の解体は工事を頼むだけではなく、工事に入る前の基本的な準備や、解体後に必要な手続きがあります。トラブルを防ぎ、空家の解体をスムーズに進めるためにも、解体前・解体後にするべきことを確認しておきましょう。
ライフラインの停止手続きをする
電気やガス、インターネットといったライフラインの解約や撤去の手続きを事前に行いましょう。
特に、ガス管の配管切断や電線の撤去は、申請から作業までに数日〜1週間以上かかることがあります。スピーディーに空家を解体したい場合、早めに連絡をしておきましょう。ただし、水道は工事中の粉塵(埃)を抑えるための散水に使ったり、泥を落とす清掃などに使用するため、契約を残しておきましょう。
既に解約している場合でも、一時的に開栓したり、給水車を持ち込むなどして作業ができるので、安心してください。
近隣へ挨拶回りをする
工事が始まる前に、両隣や裏の家などの近隣に、業者と一緒に挨拶に行きましょう。
空家の解体工事は音や振動、埃が出るため、何も報告せずに始めてしまうと、近隣トラブルにつながる可能性があります。工事の期間や作業時間(朝何時から夕方何時までか)、土日祝日に作業は行うかなどを事前に伝えておくだけで、クレームの確率を大幅に下げることができます。
建物滅失の登記の準備を行う
空家を解体した場合、1ヶ月以内に法務局へ、建物滅失の登記を申請しなければなりません。
1ヶ月以内に申請をしなかった場合、10万円以下の過料に処されるほか、存在しない建物に固定資産税を払い続けたり、土地の売却ができなくなってしまいます。通常、土地家屋調査士に代行を頼むと4万〜5万円ほどの費用がかかりますが、必要書類さえ揃えれば自分でも簡単に申請でき、数千円の書類取得費のみで済ませることができます。
自分で申請する場合、解体業者から「取毀し(とりこわし)証明書」などの必要書類を発行してもらいましょう。手続きに心配がある場合は、法務局の登記相談窓口(要予約)にチェックしてもらえば、不備を修正してもらえます。
まとめ
さて今回は、空家の解体費用を抑えるためのコツや、解体をするための基本の準備についてお伝えしました。
空家の解体は一生のうちに何度も経験することではないからこそ、「何から始めたらいいの?」「いくらかかるんだろう…」と不安になってしまいますよね。しかし、業者任せにするのではなく、建物の片付けや登記手続きなど、できるところを自分で行っていけば、費用を抑えることができるのです!
まずは地元の解体業者を検索してみたり、住んでいる地域の補助金制度をチェックしたりすることから始めてみましょう。できることから少しずつ準備を進めていけば大丈夫です。
使わない空家を解体して土地をすっきりとさせ、新しいスタートを切りましょう。